『変声人↔ボイスチェンジャー』
構成:四夜原茂
作:楠瀬百合、音間哲、四夜原茂
総合演出:阿部茂
お題は「声」と「ちゃぶ台」と「動物のかぶりもの」だった。2劇の座付き作家3人が大喜利よろしく書き上げた台本。それを煮込んで一晩寝かしてパンチのあるスパイスで味付けします。いえ、3本立てじゃないんです。ひとつのお話で、しかもバラエティーなんです!
公演詳細!
「りんちゃん劇場」はいつも崖っぷち。スタッフ達が奔走中。役者は元気に発熱中。誰かが呼んだゲストも困惑中。迫り来る転換……間に合わない!?ついていけない!?なんでこんなに夢がない!?それでも今日も開演し、きっと終演いたします。「ご安全に!」
その町はリンちゃん劇場とかいう着ぐるみショーが支配していた。まるで悪い冗談だが、実際その通りなのがもっとタチが悪い。5年ほど前にその闇に触れて、もう2度と関わらないと誓った。誓ったはずだった。しかし俺はもう一度そこに戻ってきた。完全に縁を切るため?それとも……?震える手で俺は呼び鈴を押した。
「電話代行」の依頼であればどこへでもどんな内容でも声を使って届ける有限会社電話代行。犯罪まがい?だとしても、いやいや、我々はあくまで代行してるだけですから。依頼を成功させるコツはとにかく心を尽くして思いを伝えること…あれ、これって誰の何の言葉でしたっけ。