2010年09月28日

日本の心、職人の業

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こんにちは、舞台美術チーフの新居です。

今回の舞台はザ・日本家屋です。
自分が上る舞台でもあるし、何より日本家屋から生み出される雰囲気が大事、素敵な舞台を作りたいと思い…
弟子入りしちゃいました、畳屋さんに。

看板こそ畳屋ですが、うちの師匠はすごいんです!
畳に始まり障子に襖、更には土壁と日本家屋のことなら何でも来いのエキスパートです。

弟子入りして1週間、雑用続きの毎日でしたが、今日ついに、畳を触らせてもらいました。
い草が縫い付けられた畳に、まず師匠がスルスルと畳縁を付けていきます。片側が完成すると、師匠は帯状の畳縁と縫い糸だけ僕に渡して作業場を出て行きました。教えてはくれないようです。
僕は師匠の手の動きを思い出しつつ、ぎこちない手つきで畳縁を縫い付けていきます。師匠の10倍もの時間がかかった僕の初めての作品は、横から見るとすき間だらけでした。
師匠は一言「これじゃあ、うちの畳とは言えない」と。僕の修業の道のりは長いようです。

おかみさんが入れてくれたコーヒーが、苦くてでも美味しかったです。明日も頑張ります。
posted by 㐧2劇場 at 23:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 第2劇場の紅白戦 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
畳を作る修行から始めるって、それ、公演に間に合うんでしょうか…。
Posted by いけだひかり at 2010年09月29日 00:00
なるほど、ひかりちゃんがツッコミを入れていくスタイルか。
Posted by はらだ at 2010年09月29日 01:45
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