
本番であんな無茶な使い方されるなんて…。
タイムマシーンは、ボロボロの虫の息。これでは上手くいっても、一度のタイムスリップが限界だ。
しかも、「1分間に10000」が強力過ぎたのか、マシーンのメカニズムが錆び付いてしまった。これでは、スリップ先の時間指定ができない。「777」のゾロ目があまりに皮肉だ。
でも、行かなくては。
もはや、当初の目的は思い出せないが、それでもここで終わらせてはならない。
こいつをこのまま粗大ごみにはできない。
皆さん、ご存知ないと思いますが、今回の舞台装置はタイムマシーンなんです。
僕はこれから、最初で最後のタイムスリップへと旅立ちます。
行き先不明の片道旅行です。
それでは、いってきます。
タイム…スリップ!!
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