インターナショナルな話をします。
とあるギリシャ人がこう言いました。
『東は仙台から、西は広島まで。
俺は日本のいろいろな都市を見て回った。
ぶっちぎりで一番面白くない街は名古屋だ』、と。
そして悲しいかな僕はそんな一回戦敗退の名古屋出身ですらない。
名古屋の中心栄から名鉄瀬戸線に揺られること約40分、
一面に広がる地方都市こそ、わが故郷愛知県瀬戸市でございます。
瀬戸市はあの瀬戸焼きの瀬戸です。
駅前はコンビニ一軒に対し、瀬戸物屋が十軒程。
『皿、皿、招き猫』って感じです(パイパー松たか子風)。
他に見るものは特にありません。潔い。
遊び場なんて無いに等しい瀬戸市ですが、
一端に駅前にはチェーンの床屋があります。
この店での注文の様式は独特です。
『普通にしますか。自然にしますか』
2択です。
細かく注文したところで、
『それってつまり自然ですか?』
と逆に聞き返されます。
そしてどちらも行き着く先は坊ちゃん刈りです。
不条理ですね。ちょっと今回の芝居に通ずるものがあります。
長々とすみません。
さて次回はsputnik.より客演の巽由美子さんです。
普段稽古をエネルギッシュに引っ張っていってくださる巽さん。
メガネをかけてペンを持つ姿は、隠しきれない知性を感じさせます。
大女優巽由美子の気になるお国。チャンネルはそのまま。
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