認めたくないのですが、ちょっと花粉飛んでますよね、これ。
暗澹たる思いで帰路につきます。
迫る辛い季節から目をそらすように、最近は専ら扉について考えます。
ちょっと形而上学的な話にも聞こえますが、単なる舞台美術の話です。
日本人が生涯で作製する扉枚数の平均は知りませんが、恐らく私は多い部類に入るのではないかと思います。
ただ、そんな私ですが、未だに満足のいく扉を作製できたことは一度もないのです。
扉は奥が深いのです!
本当に細かいズレや歪みで動きが変わってきますし、舞台美術的な制約も加わり、美しい扉を生み出すのは至難と言わざるを得ません。
どうすれば理想に近づけるのか、頭の中で幾度となく設計図を引き直しています。
いつか完璧な扉を作ってみせたい!
挑戦は続きます。