阪急電車の中。
いつも隣座席を気にして、隣に人が座るたび、「自分なんかの隣の席にも座ってくれる人がいるのか……」と感じていた、自己肯定感の低い私。
そんな私も、いつしか隣座席の人の有無など気にせず、電車内で睡眠を確保するようになり。
こんなふうに、大学院を修了し関西を離れたにもかかわらず、サークルのブログにまで顔を出すようなたくましさ(ふてぶてしさ?)を手に入れました。
どうも。新社会人になりました、寺井です。
私が通学で使っていたのは「新開地」という駅だったのですが、阪急神戸線で始発の駅なので、朝は基本的に座って通学できたんですね。
それを良いことに、アラームだけかけて堂々とすやすや眠り、ときに寝過ごしそうになり……。
これを読んでいる新入生の皆様も、適度なたくましさは身につけつつ、どうぞ寝過ごしにはお気をつけください。
さて、そんな新開地、演劇ファンの方ならKAVC(かぶっく)という施設があることでご存知かもしれません。
私も一度、好きな劇団の俳優さんがKAVCで上演される舞台に出ると聞き、見に行ったことがあります。
上演後、その俳優さんが新開地の町を歩く姿を見かけ、自分のよく知る町をその人が歩いているという現実に、何だか不思議な気持ちになった記憶があります。
新開地の町で、自分がひっそり好きだったのが、ラウンドワンの建物です。
カラフルでちょっとレトロなテナント、調べてみると昔「聚楽館(しゅうらくかん)」という劇場があった場所に建てられた建物で、デザインにもその名前が反映されているらしいですね。
ですが先日見ると、ラウンドワンからパチンコ店になっており、宣伝広告がチカチカと輝いていました。
ちょっと寂しい気もしますが、形を変えながらでも、沢山の人に利用してもらうのが一番なのかもしれませんね。
カラフルな壁面はそのままなので、KAVCを訪れる際にでも、ぜひ見てみてください。
それでは。
【電鉄の最新記事】