2022年04月13日

上野駅

こんにちは、今年でニゲキ10年目の宮前です。

新歓公演『電鉄』にちなんで、思い出の駅/路線について書いてほしいと頼まれたので書きます。
とはいえ僕は生まれは石川県(車社会)で、大阪に来るまでは駅自体あまり馴染みがありませんでしたし、大学以降もこれといった駅にまつわる思い出を想起できません、

ので、
ごく最近のことを書きます。
時は最近の12/25、世間ではクリスマス。(今思えば第6波の直前)
数ヶ月ぶりの連休を引っ提げて、東京へ弾丸観劇一人旅に来ていました。
その日は当日券で2本劇を観て、安い宿のある上野駅に降り立ちました。
家族LINEに浅草の雷門の写真を貼って、宿について「さあゆっくり休もう!」と思ったその時、

テテテ、テテテ、テテ、テテテテ♪
(LINE電話の着信音)

誰かと思えば二つ上の姉である。
姉は東京に住んでいて、家族LINEを見るやいなや連絡してきたのだ。
姉とは仲が悪くもないが対してよくもない。
(さっきまで「ですます調」だった文章が、姉の登場と共に「である調」になっていることからも察していただけるだろう。)
なぜなら酒に弱いからだ。いままで、お酒によって姉から受けた迷惑は枚挙にいとまがない。
書きたいが全て伏字になってしまう。(ex)夜中に⚫️⚫️⚫️。弟の下宿で⚫️⚫️⚫️。等)

「じゃあ上野駅前、〇〇時で!」

と秒で約束が取り付けられ、クリスマスに上野で姉と飲むことに。
街も店もカップルで溢れかえっていた。
登場した姉は既に酔っ払っていた。
僕はこの人とカップルだと思われたくないので、
「注文お願いします。これとこれで。あと僕ら姉弟(きょうだい)なんですよー。」
と注文に併せて店員さんに必死にジャブを打っていた。

結局大した話はしないまま飲み進める内に、姉が同じ話を5回くらいし始めたので、解散することになった。姉の奢りで。
上野駅の改札、ふらつきながら去っていく姉を見送っていく。。。

この話にはオチがない。
特におもしろくもない。
なぜか。
なぜなら序章だからである。

母はよく言う。
「姉弟助け合って生きなさい。親は先にいなくなってしまうのだから。」
そんなこと言われても、、、と思うが、たしかにその通りだ。
20代の僕には残りの人生まだ50年か60年くらいはあるだろう。

さて、僕はこの姉とどんな50年、60年を送るのだろう。
この酔っぱらいの姉と。
陽気でおしゃべりな姉と。
博識でアウトドアな姉と。
序章を終え、どんな本章に入っていくのだろうか。。。

この続編は10年後くらいに。
では、
posted by 㐧2劇場 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電鉄 | 更新情報をチェックする
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