さて、思い出の駅というお題を頂いて今回このブログを書いているわけですが、思い出の駅って難しいですね。ぱって浮かんできたのは実家の最寄駅なんですが、下手に地元のことを書くわけにもいかないし。かといって梅田駅とか石橋阪大前駅じゃ面白みも無いだろうし。どうしたものでしょう。
このまま思い出の駅なんてありませんで通そうかとも思ったんですが、なんだかルールを破っているようで申し訳なく思ったので、あえてここでは思い出のバス停について語ろうと思います。東尋坊、についてです。
東尋坊っていったら私はまず第一に自殺スポットを想起するんですが、サスペンスドラマの犯人を崖に追い込むシーンを思い起こす人も当然いるでしょう。実際行ってみるとこんなギリギリまでいけちゃうんだとか、高いとは思ってたけど本当高いわとかまあこんな感じの言葉が出てくるかと思います。(あっさりさせているけど、本当にいいところだし機会あれば是非行ってみて欲しい、おすすめです。)でも第一に出て来たのは、東尋坊めっ、ちゃ観光地やん、でした。
お土産屋さん、海産物屋さん、ソフトクリーム屋さんが所狭しと立ち並んでいて、とにかく賑やか。子供も多く、家族旅行にさえも組み入れられるような観光名所なのね…と衝撃を受けました。
正直、もっと寂しいところだと思っていたので、こんなところで死ねないな〜って思ってしまいました。この地域の行政の狙い通りなんだろうけど。そりゃ自分の管轄地域でそんなポンポン死人が出てたらたまらないよな。わかる、すごくわかるしとても正しいことなんだと思う。だけどなんだかなあという思いはどうしても残ってしまう。
東尋坊で死にたかった人たちはどこに行ったんだろうな。もっと寂しい、誰にも見つからないようなずっとずっと奥地に行ったのかな。どうにもできなくて途方に暮れて、訳もわからないままふっと線を超えてしまった人はいないだろうか。
片道切符だなんていいますが、帰りの切符を買えば立派な往復切符になるわけだし。よーし帰るかって思える場所があれば勝手に帰って来るのにね。
ふらっと逃げるが出来なくなって、行き先ばかりどんどん険しくなっちゃって。そのくせ気付いたら掌に収まってるんです。本当に困ったものですね。
ところで皆さん、東尋坊等福井県の様々な場所に行ける乗り放題バスがあるのをご存知ですか?京福バスっていうんですけど。超絶お得なので福井訪れた際はバスで移動するのをオススメします!あと胡麻豆腐がありえないくらい美味しいから食べて欲しい!世の中には私の知らない幸せがまだまだいっぱいあるのだなと思いました!素敵いっぱい!幸せいっぱい!それでは皆さん、良い福井ライフを!
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