浪人してた時に当時は京都大学を狙ってて、だからその大学に近い予備校の方がいいんじゃないかってことで、家から通える範囲の予備校に通ってました。
そう言うわけなんで、同じ高校の友達なんて1人2人しかいなかったし、クラスも違ったから1年間ずっと1人でした。
高校生じゃないけど大学生でもないっていう世間を知りえない、どことなく日陰者の雰囲気を醸し出す19歳がそこにいました。
例えば
京都駅から一駅のところの古本市場寄ってみたり、
予備校横のイオンに1人で行ってみたり、
京都駅内の展望台を散策してみたり、
もしくは新田辺ら辺を散策したり、
高校の範囲だけだと先に大学生になった友達に遅れるから1人でにマクスウェル方程式の勉強をしてみたり、
予備校代とか意識したくないのにしちゃって落ち込んだり、
必ず毎晩寄る本屋さんとかパン屋さんがあったり、
電車の中も1人で暇だから高校卒業と同時に買ったスマホにニュースアプリ入れてみたり、
すぐにゲームアプリを入れるけどそれも長続きしなかったり、
お昼ご飯をお菓子で済まそうとしてみたり、
1日のうちで一番最初に声を発するのが予備校前の警備員さんだったり、
献血してみたら予備校生なのに感謝されちゃって嬉しくなったり、
唯一できた友達と一緒に乗るけど高校の時と比べると何か話が合わなくてむしろ寂しくなったり、
聴いてた音楽とか、
車窓からの景色とか、
結果として大阪大学に来たから京都に行った意味なんて今となっては何にも無くて、
ただただ1人孤独に過ごした1年間の影が新田辺京都間の近鉄京都線にあるんじゃないかって思います。
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