2008年02月28日

ヒーローについて・その3

伊藤晃です。ヒーローについて考えよう企画第3弾です。

「アメリカのヒーロー≠日本のヒーロー」

「ヒーロー」と聞いて思い浮かぶキャラクターは様々ですが、
その国籍はアメリカと日本の二つに大きく分かれるのではないでしょうか。
アメリカのヒーローと日本のヒーロー、その違いの中で大きなものが一つ、
アメリカのヒーローは現代アメリカを守り、日本のヒーローは架空の世界を守っている、
ということが挙げられます。
アメコミの物語はいつも現代社会とリンクしているのです。
たとえば、映画のスパイダーマンが公開されたとき、
漫画版のスパイダーマンの中で、映画の撮影現場に紛れ込むスパイダーマン、
というものが描かれました。
こういった設定があるがゆえに、911のテロの時、ヒーローを描く作家達は困りました。
アメリカのヒーローは現代アメリカを守ってるはずなのに、
何ゆえ、911を止められなかったのか。
だから、911後のに最初に描かれたスパイダーマンでは、最初のコマで
崩れていくビルを前に「OH NO!」と頭を抱えるスパイダーマンが描かれます。

実は「超巨大英雄博」は、アメリカンヒーローのこういった性質にヒントを得ています。

さて、第2劇場が描く脱力系社会派ヒーローコメディ、
「超巨大英雄博(HERO HAKU)」まであと2週間です。
チケット予約はこちら
是非、劇場まで足をお運びくださいませ。
posted by 㐧2劇場 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 超巨大英雄博(HERO HAKU) | 更新情報をチェックする
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